ベッドを長年使っていると気になるのが「ギシギシ」というきしみ音ですよね。 中には使い始めて日が浅いのにきしむ音がする場合もあるようです。 なぜ、ベッドの上に乗った時に「ギシギシ」ときしみ音がするのでしょうか? 快適な睡眠をとるために、その原因と合わせて効果的な防止法をご紹介します。
◆マットレスの経年劣化によるきしみ音
●マットレスがきしむ原因
ベッドの上に敷くマットレスも消耗品です。ずっと使えるわけではありません。 早いものなら1年?3年、普通に使って5年前後、長くても10年がマットレスの寿命になります。 これらは各メーカーやマットレスの種類にもよるので、ハッキリとした寿命の目安といったものは本来曖昧なものです。 「自分のはまだ3年しか使っていないから・・・」と言っても、必ずしも「寿命ではない」ということにはなりませんので覚えていてください。
●マットレスのきしみ音防止
こうしたマットレスのきしみ音は低反発や高反発と言ったスプリングレスのマットレスではなく、 ボンネルコイルやポケットコイルと言ったスプリング内臓のマットレスから発生します。 ベッドからのきしみ音なのか、マットレスからのきしみ音なのかを確認するために、まずは床にマットレスを敷いてその上に寝転がってみましょう。 そのとき、「ギシギシ」と音が鳴るようであればマットレスの劣化が原因です。 こうした場合の解決策としては、「買い替え」しかありません。 勿体ないからとそのまま使い続けていると、快適な睡眠の妨げになり、最悪コイルスプリングが中から飛び出てくる場合もあるので注意が必要です。 マットレスを長く使いたい場合は、マットレスの表と裏、頭側と脚側の向きをローテーションして使いましょう。 また、マットレス購入時に10年保証などの長期保証が付いているものを選べば、こうしたきしみ音が気になる場合も対応してもらえるのでおすすめです。
ベッドフレームの経年劣化によるきしみ音
●ベッドフレームがきしむ原因
(1)ネジの緩み ベッドフレームからきしみ音が聞こえる場合は、まず「ベッドフレームのネジが緩んでいないか」を確認しましょう。 ネジが緩んでいるとフレーム同士を繋いでいる部分に隙間ができてしまい、少し動いただけで「ギシギシ」というきしみ音がでます。 また、ネジが汚れやサビにより劣化し、それが原因できしみ音がする場合もあります。
(2)床板の劣化 ベッドの下に敷く床板やスノコは長年使うことで、歪んで劣化してしまいます。 新品のときは真っ直ぐフラットな床板も、人が寝ることで体重が掛かったり、湿気などを吸うことできしみ音の原因になります。
(3)パイプベッドの場合 パイプベッドも普通のベッドと同様にきしみ音でお悩みの方は多いと思います。 パイプベッドも長年使うことでフレームパイプが歪んだり、床板の代わりにある鉄製の網が体重で歪んでしまうことが原因で、 「ギシギシ」というきしみ音が出ます。 また、この状態で使用を続けていると、床板の代わりにある鉄製の網が外れてしまう可能性もあるので注意が必要です。
他にもネジが緩んで「ギシギシ」と音が鳴る場合もあるので、しっかりネジが締まっているか確認してみましょう。
●ベッドフレームのきしみ音防止
ベッドフレームのきしみ音が気になる場合もマットレス同様に買い替えをおすすめします。 もちろんネジを締めなおしたり、DIYでスノコを作ったりするのもいいでしょう。 また、ネジとフレームの間にゴムやスポンジを挟むのも効果的です。 それで「ギシギシ」というきしみ音が無くなれば安く済みます。
ですが、こうした場合も基本的に寿命と見ていいでしょう。 ベッドもマットレスと同様消耗品なので、いつまでも使えるものではありません。 きしみ音が出て、対策をしてみて、それでも音が鳴るなら新しいものに買い換えましょう。
※買ってまもなくきしみ音がする場合 ちなみに買ってまもなくきしみ音がする場合は、必ず買ったお店に問い合わせるようにしましょう。 そうすればクレーム処理として、商品を交換してくれたり、商品を返品して違う商品へと買い換えることもできます。 |