ダイニングテーブルの上手な選び方/購入前に知っておきたい豆知識

ダイニングテーブルは家の中でも重要な家具のひとつですよね。
朝、昼、晩と食事を取るテーブルでありながら、勉強や仕事、友達とのパーティーなど様々な用途があります。

そんな様々な用途に対応する家具だからこそ、購入前に上手な選び方のポイントを知っておくと失敗することもなくなります。ぜひ、参考にしてみてください。

◆最適なダイニングテーブルのサイズ

ダイニングテーブルを選ぶうえでもっとも大切なのが「サイズ」です。
このサイズを間違うとあとで「大きすぎた…」、「もっと小さいのしとけばよかった…」と後悔することになります。
まずはダイニングテーブルを選ぶ前にあなたに最適なサイズを知ることから始めましょう。

●1人あたりのスペース

ダイニングテーブルで食事をする際、1人あたりに必要なスペースは「幅60cm、奥行き40cm」です。
よくある4人掛けのダイニングテーブルであれば最低「幅120cm、奥行き80cm」が必要になってきますが、このサイズのテーブルでは大人4人で食事をするには狭すぎます。
各サイズとその使用感は以下を参考にしてみてください。

・幅120cmサイズ:大人2人、子供2人(大人2人だけの使用にもおすすめ)
・幅135cmサイズ:大人4人(窮屈でないサイズ感)
・幅150cmサイズ:大人4人(かなりゆったりとしたサイズ感)
・幅180cmサイズ:大人6人(窮屈でないサイズ感)

◆ダイニングテーブルの高さ

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意外と気になる方が多いのが「ダイニングテーブルの高さ」についてですが、基本的に高さは70cm前後のものしかありません。
そのため、普段使っているものが「少し高い」と感じる方は70cmより低いものを、「少し低い」と感じる方は70cmより高いものを選べばいいでしょう。

ですが、どちらも前後2cm程度しか変わらないので、あとはテーブルの脚についているアジャスターを使って調整するのがいいでしょう。
アジャスターは大体1.5cm?2cm程度の調整が可能です。
あとは座布団を敷くなどして、自分のお好みの高さに調整するしかありません。

◆ダイニングテーブルの素材

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ダイニングテーブルの素材については人それぞれ好みがあるので一概には言えませんが、一般的によく使われているのが「ラバーウッド材」です。
ラバーウッドは「安価」、「硬い(耐久性が高い)」、「木目にクセが無く、好き嫌いが少ない」といった特徴があるため、とくにコスパを重視する方には一番おすすめの素材です。

「ダイニングテーブルの素材で迷っている」そんな方は、ラバーウッド材のダイニングテーブルを探してみるといいでしょう。
また、ラバーウッドは成長が早く、計画的な栽培により、非常にエコな素材とも言えるでしょう。

◆ダイニングテーブルの塗装

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家具の塗装についてのページでも紹介していますが、ダイニングテーブルを選ぶときは「素材」ではなく、「塗装」で選ぶのも大切です。ダイニングテーブルは食事メインで使うことが多いため、耐久性に優れた塗装を選ぶことで長く綺麗に愛用することができます。

「ウレタン塗装」や「UV塗装」などは様々な耐久性に優れています。
「オイル塗装」や「ラッカー塗装」は、木の素材や木目を楽しめる分、耐久性が弱いのでダイニングテーブル向けとは言えないでしょう。

ですが、こうしたことは好みの問題もあるので、あなたの好みにあった塗装を選ぶのもいいでしょう。

◆ダイニングチェアの上手な選び方

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ダイニングテーブルとセットで必要になってくるのがダイニングチェアです。
ダイニングテーブルとセットになっているものを選ぶ方もいれば、まったく別のダイニングチェアを購入する方もいます。

では、ダイニングチェアを選ぶときは、どういったポイントに気をつけて選べばいいのでしょうか?
以下にダイニングチェアの選び方のポイントをご紹介します。

●統一感のあるインテリアにしたい場合

ダイニングのインテリアを統一感のあるものにしたい場合は、当たり前ですがダイニングテーブルとチェアをセットで購入するのがいいでしょう。
でも、中には「テーブルは良いんだけど、椅子がイマイチ・・・」という方もいると思います。

そんな方は「同じ素材のものを選ぶ」ことをおすすめします。
デザインやメーカーが違っても素材が同じならインテリアに統一感が生まれます。

●座り心地で選ぶ場合

ダイニングチェアを座り心地で選ぶ場合は、座面や背面にクッションがあるものを選ぶといいでしょう。
座面も背面も木が剥き出しだと、座り心地は硬くて冬など寒い季節は冷たく感じる場合もあるでしょう。
クッションの有無で座り心地は随分変わるので、わりとダイニングで過ごす時間が長い方にもおすすめだと言えます。

また、ダイニングでお仕事や勉強をされる方は、肘掛付きのダイニングチェアもおすすめです。
肘掛が付いているとダイニングチェアと言えど、くつろぐことができます。
さらにお年寄りの方が立ったり座ったりするときに手すり代わりに体の支えにもなり、使い勝手としても便利です。

●ダイニングテーブルとの高さのバランス

ダイニングチェアの座面とテーブルの天板までの長さが25cm?30cm程度のものがベストです。
この長さが25cmより短かったり、30cmよりも長かったりすると椅子に座ったとき、
低すぎたり高すぎたりして使いづらいの注意が必要です。

仮にテーブルの高さが70cmなら椅子の座面高は40cm?45cmものが違和感無く使える高さです。
テーブルと椅子がセットになっているものなら気にするところではありませんが、
テーブルと椅子を別々に買う場合は、テーブルの高さと椅子の座面高に注意して選びましょう。

※ダイニングテーブル、チェアの脚でフローリングへの傷を心配される方へ

こうした家具を買う場合に多くの方がフローリングへ傷がつくことを心配されます。
ですが、基本的に大半のダイニングテーブルやチェアには、「フェルト」という傷防止のシートが付いています。
使用によりヘタることもありますが、1年に1回ぐらいフェルトを張り替えてやれば大丈夫です。

家具用傷防止フェルトはホームセンターやネット通販など、どこでも購入することができます。
自分で貼る場合は、使っている家具の脚の形にハサミで切ってあげれば貼ったあともフェルトが見えることはありません。

なかにはフェルトを貼っていてもズレてしまうことがあるので、どうしても心配な方はダイニングテーブルの下に専用のマットやラグなどを敷くといいでしょう。
また、脚にキャスターが付いているものもあるので、こうしたダイニングチェアを選ぶとフローリングの傷の心配も少なくて済みます。

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